授乳姿勢

抱き方にも工夫

赤ちゃんを抱っこするお母さん

母乳のあげ方にはいろいろな姿勢があります。いつも同じ抱き方で授乳を続けていると乳頭が切れたり、乳房にしこりができたりする場合もありますし、授乳は1日に何回もするのですからいろいろな抱き方で授乳ができるように工夫してみましょう。

横抱き

ごく一般的な抱き方ですが、あまり前かがみになったり赤ちゃんが横になりすぎたりすると、赤ちゃんが上手に吸うことができません。 赤ちゃんのからだを起こし気味にして授乳するように心がけましょう。この抱き方なら座りながら、正座しながらのほかにも、立ちながらや椅子に座っての授乳もすることもできます。

縦抱き

縦抱きは慣れないと難しく感じるかもしれませんが、陥没乳頭や小乳頭などで母乳を飲ませにくい人にとっては効果的な授乳姿勢です。 また、母乳が詰まり気味だったり乳房にしこりがある人にも向いています。縦抱きでの授乳は赤ちゃんがあごを使いますので、脳にも刺激のある授乳姿勢です。

添い寝

寝転がっての授乳は楽な姿勢に見えますが、乳房が大きくない方の場合は赤ちゃんが上手に飲めないこともあります。ですが横になりながらの授乳が出来るようになれば、夜中の授乳も楽になります。 赤ちゃんが大きくなって慣れてくれると、自分でパジャマのボタンを開けて勝手に飲んでくれたりもします。

ラグビー抱き

クッションや枕を赤ちゃんの背中にあてて頭の位置を合わせ、小わきに抱えた姿勢です。添い寝の姿勢で起き上がったような形で、赤ちゃんの首が座らないうちは楽に授乳できます。